実は現地人にあまり好かれていないマサイ族の話

こんにちは。
リアルタイムではドイツのケルンに到着し、初のヨーロッパに浮かれております。

ブログはケニア編も今回で最後です。

ケニアというとたいていの人がマサイ族を思い浮かべると思うんですけど、最近テレビとかでもよくマサイ族の近代化について触れられてますよね。
まあ正直あんまり興味無かったんですけど(笑)まあせっかく来たんだし、、ということで行ってみることにしました。

一人1500シリング払って中へ…。

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最初にマサイ族のみなさんが歓迎の歌とダンスを披露してくれました。

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なんか「ンマー ンマー ンマー」とか言いながらただ上下に揺れてるだけなんですけど、一応歓迎のダンスらしいです。やる気あんのかな…

うちの相方もマントを着せられてジャンプさせられたりしてました笑。きっと男性諸君は強制参加なんだと思います。

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ちなみにここは羊とかの家畜を飼う場所。
木々で色んな動物から守ってるみたいです。

そして今度はお家見学へ。

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なんとマサイ族のお家は牛の糞と土で作られてるんです!エコですね!!

なので当然のことながら、中に入るとかなりの異臭が漂ってます。正直人が住んでるとは思いたくないレベル…。
そして蚊が入ってこないようにするために、窓がとてつもなく小さい(10cm四方の窓が二つあるだけ)ので中は真っ暗。

明るい外から入るとほんとに何にも見えません。
5分くらいするとだんだん目が慣れてくるんですけど、物と言えばちょっとしたキッチンがある程度でとても小さい場所でした。

目が慣れてきたら部屋の説明をしてくれたんですけど、びっくりすることに5部屋あるうちの2部屋は家畜のためなんですよね。
赤ちゃん羊の部屋、赤ちゃん牛の部屋、居間とキッチン、子供の寝室、大人の寝室。以上。えっ
もちろん部屋って言っても、ただちょっとした敷居があるというか…そもそも一部屋自体2m四方あるかないかくらいなので、とりあえずとんでもないとこに住んでるんだなってことだけは分かりました。

説明を受けたあとは何故かお家の中で質疑応答タイムに入ります。早く外に出してくれ

早く外に出たかったので、軽くいくつか質問して終わらせようと思ったんですけど、最後にアクセサリーやらマントやらを売りつけてきたので華麗にスルーして外に出ました。

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外に出たら今度は火おこしを見せてくれます。

こうやってナイフを土台にして、木の板につくった小さい穴に木の棒を差し込み、両手で必死に摩擦を起こします。
実は私、めっちゃ原始的なキャンプとかしてた超アウトドア小学生だったので火おこしの経験は何回かあるんですよ。
あとでやらせてもらったらマサイ族に「ナイス!ベリーナイス!」って褒められました笑。本場の人に褒められてちょっと嬉しい笑。

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粉を燃えやすいワラにのせて

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燃えたー!成功!!

という感じでマサイ村見学ツアーは終了。

別々に村の中を見学してたレベッカは最後に80ドルもののお土産を買わされてました。ネックレスからマントから色々…買わされ過ぎ。。

「だって彼らすごい必死に売ってくるし、文化も違うからどうしたらいいのかわからなかったんだもん…」

と後ですごい嘆いていたら、ケニア人のルーシーが

「しかもそのネックレス、ライオンの牙じゃなくて牛の牙だよHAHAHA

と追い打ちをかけるように言ってました笑。いや知ってるなら初めから言ってあげなさいよ…笑。

そんなこんなでしばらくパーティのみんなとマサイ族の話をしてたんですけど、ケニア人のルーシーがもんのすごい勢いでマサイ族をdisってたのが面白かったですw

「あいつらはこの時代にあんな原始的な生活だし、しかも糞と土で造られた家に住んでるなんてほんとありえない!みんなそう思ってるよ。Masai smell is sooooooo bad!!!」

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でもめっちゃ良い人でしたルーシー。笑顔がステキ!

まあその国の伝統的文化がその国の人間に完全に受け入れられているかというと、案外そういうわけじゃないってことなんですね。
日本ではあまり好かれていない伝統的文化ってあるかな…。ぱっと思いつかないってことは、やっぱり珍しいんでしょうか。。

ともかく、今回現地人が同じツアーにいて非常にありがたかったです。
彼女がいなかったらこういう事情は絶対に分からないもんなぁ。

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翌朝、早い時間からサファリに出かけ、マサイマラの美しい朝日を拝みました。
これにて今回のサファリツアーは終了。

6時間ほどかけてまたナイロビの市内へ戻ります。

初め安全面のことを心配してケニアに行くこと自体悩んでいたりもしましたが、結果的に行って大正解でした。

今まで色んな場所の大自然をそれなりに見てきたつもりでしたが、アフリカの自然はやはりアフリカにしかありません。
あそこまで見渡す限りの草原とわたあめのようなもくもくとした雲、そこでのびのびと生きる動物たちはここでしか見られません。

それなりの恐怖感を抱いていたアフリカでしたが、この地の空気を感じた瞬間から、アフリカにハマる人の気持ちがわかる気がしました。

きちんと工夫して安全面の対策をとれば、こんなにも楽しく快適に旅をすることが出来るということも、今回証明出来たのではないでしょうか。

私たちは時間とお金の都合上ケニア以外のアフリカ諸国を断念しましたが、ケニアだけでも行って本当に良かったと心から思います。

想像以上に街は整備されており、街を歩くのはお洒落な服を着た人ばかり、そして従業員の接客もすごく良いんですよ。
街は陽気な音楽で溢れ、出会った人みんな優しく笑顔で接してくれて、実際はこんなにもステキな人がいる場所なんだなと肌で感じることが出来ました。

不安、恐怖、心配…いつもそういった気持ちは先行してしまいますが、やはり行ってみなければ分からないこと、感じることができないこと、たくさんあります。
もちろん、常に情報収集をして情勢・治安の判断を慎重にすることは大事ですが、今回は行くという判断をして本当に良かったです。

もしケニアへ行くか行くまいか悩んでいる方がいれば、是非行ってみることをおすすめしますよ^^

その場合はこちらの記事も参考にしていただければと思います。
ケニアに行きたくても治安が心配で困っている方へ
ナイロビの発砲事件から学ぶ、情報の試行錯誤について

というわけで、

これにてケニア編はおしまいです!

そして次回はまた別の国へと飛びますが、これからは少しずつブログの方向性を変えていこうかなと思っております。
今までは日常的なことをつらつらと書いた記事も多かったと思いますが、旅も三分の一が終了しランキングも徐々に上がってきたので、もう少し自分たちが考えたこと、感じたことの考察メインで書いていこうと思います。ただの旅日記にしたくはないので。

でももちろん真面目な内容ばかりというわけではなく、ふざける時はかなりふざけるので(笑)これからもお付き合いして頂ければ嬉しいです。

それではまた!

ゆみ

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