くるみ割り人形の世界、聖ワシリー寺院へ

こんにちは。

アメリカの大統領選挙結果にとんでもなく驚いている私です。

民主党然り、EU離脱然り、現状を変えるためになんとかしよう!という気持ちが働くと、やはりこういう結果になるんでしょうか。

何が正しいかなんて誰にもわからないですし、思考停止してずっと保守的なままでいるよりはもしかしたらいいことなのかもしれません。

世界史で何度も起きてきた革命やクーデターも、「このままだといけない」という気持ちが働いた結果なのだと思います。

 

 

さてさて話はロシアに戻りまして。

ロシア到着初日はもう悲しいくらいの迷子になってしまった私なんですが、やはりホステルについてからというものの今までビンビンに張っていた緊張の糸が切れ、どっと疲れがきてしまいました。なので、近所のスーパーで簡単な買い出しをして、その日は早めに就寝。到着日、しかも迷子になった日は早く寝ることにつきますね。無理して初日から全力で行動すると後に響いちゃうので、ここはゆっくり休むのがベター。

 

そして翌朝。

昨晩ははやく寝たこともあり、HPMPともに全回復!今日からガッツリ観光しますよー!!

 

3月とはいえロシアは真冬。相当着こまないと生きていけないような極寒の地だと思っていたのですが、案外気温は札幌と同じくらいで、最高3℃・最低-3℃くらいだったんですよね。こうやって数字でみてみると、案外イケそう!

とはいえ超絶寒がりな人間なので、雪山装備で出発しました。

【装備】

・ニット帽

・マフラー

・ヒートテック手袋

・ヒートテックインナー上下

・タートルネックセーター

・デニム

・ダウン

・ムートンブーツ

 

全てのパーツに耐寒スキルがついているので、これらが揃えばさながら寒さ無効のムーファ装備でございます。

でも実際本当にあったかくて、寒さを全然感じませんでした。ここまで肌の露出面積を極度に減らすと相当あったかくなるんですね…これならホットドリンクも必要ありません!

 

 

そんな対ロシアにぴったりのムーファ装備で今日はモスクワ街歩きです。

ホステルから歩いて赤の広場まで行けるので、せっかくならと歩いていってみることに。

 

この、初めて降り立った場所にて行う初日の朝の散歩ってとんでもない高揚感がありますよね。

それこそルフィさんの常習行動である、島が見えた!→冒険のニオイがする!→一人で突っ走る。まさにこの流れです。

 

たとえそれが観光地でなくてただの住宅街や商店街だったとしても、知らない人や知らない文字で街が彩られているだけで、不思議とわくわくしてくるものです。

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そんなかんじでわくわくしながらGPSを片手に進みます。

意外と雪が少ないですよね。モスクワの大通りは基本、車や人の往来が激しいので雪はなくなっていました。

ただ残念なことに、除雪車とかで綺麗にしているわけではないので、特に歩道は雪と雪解け水でぐっちゃぐちゃのところが多かったです。なので防水のブーツじゃないと足が大変なことになるので注意。

私のムートンは防水なのに、最後の方は浸みてきました。無念。

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見慣れない景色にキョロキョロと挙動不審になりながらもてくてく歩いてゆきます。

 

モスクワのシンボル、聖ワシリーまであとちょっと!と思っていると、通りを抜けた先に突然、、、!!!

 

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わ!わ、わわわ!!!!!

す、すごい…!!!!!!

 

予期していない中、突然目の前にこんなにも美しいものが現れると、人間て思考停止するもんなんですね…。

ロシア独特の建築物って、今まで生で見たことがなかったんです。だからこそ、目の前に現れた時の衝撃がものすごくて、現実と夢の世界が交差しているような不思議な感覚でした。

 

ロシア建築物によくみられる独特の装飾、通称玉ねぎ屋根の正式名称はクーポラといって、ろうそくの灯を象徴してつくられているそうです。

このろうそくの火に私たちの祈りをのせて、神の元へと昇っていくように。という意味がこめられているそう。

このたまねぎにそんなロマンチックな意味が込められているなんて…これだから宗教建築物は面白いです。

各地の風土や文化、人々の営みが一番「かたち」に表れているものですからね…同じ目的でも色も形も何もかもが変わってくるのはそういうことなんでしょうね。

 

 

ところで、よくヨーロッパの街並みを「おとぎの国」という言葉で例えると思うんですけど、個人的にはこの言葉が一番似合うのはロシアだと思うんです。

特に、この聖ワシリーは外観の色合いとか、甘い砂糖菓子っぽいですよね。この独特な模様や曲線、色合いはものすごーーくバレエの「くるみ割り人形」を彷彿とさせます。

 

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くるみ割り人形の生みの親である、私が愛してやまないチャイコフスキーはロシアの方なので、まさに、ということですね。

バレエって、ヨーロッパ各地で様々な解釈がなされるので、その度に振付や衣装、はたまた舞台装置、シナリオの解釈までガラッと変わってくるんですが、私はロシアのオリジナルが一番好きなんです。

やはり、生まれた場所がどこよりも一番ふさわしい、ということなんだと思います。いつかロシアでクリスマスにくるみ割り観たいな…最高なんだろうな…。

 

 

ちなみに聖ワシリー寺院の内部はこんな感じ。

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こんなに艶やかな教会みたことない…。

ロシアって厳しい冬の雪国なのに、それとは正反対な艶やかで、ファンシーで、少し派手な色使いをしたものが多いのがちょっと不思議だったりします。

どっちかというと、色味の派手さでいったら太陽が降り注ぐ暑い南の国の方が多いイメージなので。

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でも派手さの中に品があるというか、エネルギーや生命力を感じる色使いとはまた違った印象を受けるのが実に面白いです。

 

 

ここからは赤の広場もあわせて、モスクワの美しい夜の風景をお楽しみください。

 

 

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昼よりも断然コッチ派。光り輝いてますね。

 

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グム百貨店は、夜のトイストーリーマニアばりの発光具合。

 

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グリューワインが飲みたくなるような景色。

 

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あれ今クリスマスだっけ?と錯覚してしまいそう。

 

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夜なのに人通りが激しく、とても安心して街歩きができました。

 

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モスクワは案外眠らない街みたいです。

 

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テンションが上がりすぎてボリショイまで歩く始末。西ヨーロッパのオペラ座とかと比べてかなりアイボリー感が強く、まろやかな印象。

 

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そんな美しいボリショイの反対側はこんな感じで渋滞だらけ。モスクワの交通量の多さはハンパない。

 

次回はモスクワで結成されたアジア圏パーティのお話をしたいと思います。

それでは!

 

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